■作家プロフィール 名嘉 睦稔(なか ぼくねん) 1953年沖縄県伊是名島の大自然に育まれた豊かな感性を持つアーティスト。 その版画作品は、裏手彩色と呼ばれる技法で制作される。まず版木に向かって祈り、墨で下絵とは言えない程度の「あたり」をつける。そして祈りの中に見えてきたイメージを一気呵成に版木に彫り込む。彫りが終わると、「月桃紙」(月桃という沖縄の植物を原材料にした紙)に墨色を摺り、最後に紙を裏返して鮮やかな色彩を一気につけて作品は完成する。 そのダイナミックかつ繊細な表現による作品群は、われわれ現代人が見過ごしてしまいがちな大自然の機微、生きとし生けるものの魂の声を伝えてくれる。また、その類稀な才能はとどまるところを知らず、彫刻、琉歌、作詞、作曲など様々な分野で日々旺盛に発揮されている。
作品名:福木に抱かれて 制作年:2000年版木 サイズ:60cm×45cm 限定数:30部